Data Analysis

データ分析について語ります。

こっから先はOODA考えようね、ってお話 データドリブンで行こう

OODAループという言葉をご存じでしょうか?

OODAループ(ウーダループ)は、迅速な意思決定と実行のための思考法です。元々は戦闘機のドッグファイトから洞察されたモノですが、ビジネスやスポーツなどあらゆるシーンでの改善に役立つ考え方です。OODAは、Observe(観察)→Orient(状況判断)→Decide(意思決定)→Act(実行)の4つで構成されています。

変化に強い「OODAループ」とは?「PDCAサイクル」との違い (keyence.co.jp)

データドリブンはOODAとPDCAのハイブリッド

状況を観察し、状況判断・方向付けを行い、意思決定、そして行動、といった迅速な意思決定と行動のためのフレームワークです。

OODAなんて知らないよ

よく大企業で、予算を計画通り使いきれ、とか、年計を立てて1年間その計画通り寸分たがわず実施しなさいとか、KPI目標を1年で達成、とかありますよね。これがPDCA、というかその弊害。もちろんテーマなどにもよりますが、不確定要素が強いテーマでは、これやると数か月もたたないうちに状況が変わって意味ない計画になったりしかねません。DXは正にこの類なのではと思います。誰も正解が分かっていないのに1年単位で計画立てて予算も使い切る、こういうやり方してたらうまくいくものもいかないですよね。状況に応じてフレキシブルに仕事したいと思いませんか?その考え方、OODAループなんです。

データドリブンは基本OODA

データドリブンはデータから始める、という考え方ですね。「まず見てから考える」なんて言われ方もします。理論がどうだろうが、経験がどうだろうが、データは正しい。データが正しくないとすると計測や情報伝達に問題があるときだけ(これはデータサイエンティストがよく陥る落とし穴です。データサイエンティストはデータが正しいと妄信して解析しちゃいがち。検証しようにもドメイン知識であることが多いので専門外のデータサイエンティストには難しいですね)です。

データが正しくて、データが真実、故にそこに現れた現象を通じて問題解決を図る、これがデータドリブンですね。改善にドメイン知識が必要となったときも、優先度付けや新たな知見を与えてくれ、役立ちます。

データの観測から始める、Observe(観察)からスタート、出てきました、OODA的アプローチ。データドリブンは基本OODAスタンスですね。

とはいえ、Act(実行)のところで改善、となるとそこからPDCA回したりもします。ということで、OODAとPDCAのベストミックスで行きましょう。